【旧表示指定成分シリーズその2】化粧品に含まれるパラベンは安全?それとも避けた方がいい?|アトピーとオーガニックコスメ

アトピーとオーガニックコスメ

アトピーや敏感肌に悩まされている方におすすめできる、オーガニックコスメや無添加化粧品をご紹介しています。ほかにもアトピーの改善、対策などお役立ち情報を多数記載しています。

【旧表示指定成分シリーズその2】化粧品に含まれるパラベンは安全?それとも避けた方がいい?

【旧表示指定成分シリーズその2】では、【パラベン】を取り上げたいと思います。とてもよく聞く名前の成分ですよね^^;
一体、どのような成分なのでしょうか。それでは、いってみましょう!

【パラベン】は、表示指定成分の代表選手、つまり敏感肌にとっては、典型的な【悪者】のように扱われる場合と、逆に「いやいやー、実はパラベンは敏感肌にとってそんなに悪くない物質なんですよ」と擁護される立場となる場合があり、いろいろな説があるようです。


本当のところ、【パラベン】はどのような物質なのでしょうか?そして、安全であるのか否か、一体どちらなのでしょうか?


para

今回は、そのことについて述べていきたいと思います。


パラベンは防腐剤の役割を果たす成分


パラベンは、正式名称を「パラオキシ安息香酸エステル」といいます。抗菌性が高く、広い範囲の微生物に対して効果があるため化粧品には最も一般的な防腐剤として使用されています。

パラベンにはいくつか種類がありますが、化粧品によく用いられるのは、


・メチルパラベン


・エチルパラベン


・プロピルパラベン(*)


・イソプロピルパラベン


・ブチルパラベン(*)


です。

※(*)がついたものは、EU諸国では使用禁止されている種類のパラベンです。このことについては、あとで説明します。


1種類のパラベンだけでも、防腐剤として十分な効果を発揮しますが、相乗効果を得るために、複数を組み合わせて配合されることもあります。しかし、複数のパラベンが化粧品内に含まれていても、化粧品の成分表示で【パラベン】とひとくくりにして、表示されてしまうこともけっこうあります。


さて、空気中にはさまざまな雑菌が浮遊していますので、化粧品のフタを開けたとき、どうしても雑菌が入ってきます。また、どんなに手をよく洗っている人でも、手や指先(特に爪の間)は必ずバイ菌がついているため、指先で化粧品を取ったときに、菌もいっしょに付着してしまいます。

yubi


化粧品の内部で菌が繁殖すれば、当然腐敗やカビの発生につながりますから、現在のところは、まったく防腐剤を入れずに化粧品を作ることは不可能、といわれています。


パラベンの使用は、日本では「化粧品基準」によって使用量の上限が1%(100gに対して1.0g)と定められています。しかし、ほとんどの市販化粧品でのパラベンの使用量は、0.1~0.5%程度と、上限よりもかなり少ない量です。


ここまで読むと、

『パラベンってそれほど悪くない物質なんじゃない?化粧品の含有量もそんなに多くないし。』と思えてきますよね。


それが・・・。そうとも言えない事実もあるのです。ここから先は、その事実について述べていきたいと思います。


パラベンは発がん性物質!?


実は、パラベンは体内に蓄積することによって発症する【発がん性物質】とされ、問題視されているのです。特に、乳がん患者の細胞組織にパラベンが検出された研究結果が報告されています。これは、乳がんの進行を促すとされる女性ホルモンの【エストロゲン】と似た作用がパラベンにあるというのです。


また、少々怖い話ですが、脇に使う消臭スプレーなどを使い続けていると、脇からスプレーが体内に吸収され、脇のすぐ近くにある胸にパラベンが貯蓄されてしまうため、乳がんの方に多くパラベンの成分が発見されています。

para2


パラベンの発がん性については、現在のところまだ充分に立証されたわけではありませんが、排泄されずに体内に蓄積され、がんの発症となる疑いのある物質、と医学的にみなされていることは事実です。


喘息や環境ホルモン作用もあるパラベン


もう1つ、パラベンが作用する症状について【アスピリン喘息】があります。これは、気管支喘息のうち、解熱鎮痛剤の成分の一種であるアスピリンに反応して発作が誘発される症状をアスピリン喘息と言いますが、パラベンは、アスピリン喘息の症状を誘発する物質として医学的に知られており、悪影響を及ぼす可能性があります。

ですので、アスピリン喘息をお持ちの方は、パラベンが含まれている化粧品、食品、医薬品は避けた方が良いでしょう。

as


それに、発がん性のほかにも、パラベンは人体のホルモンの働きを狂わせてしまう【環境ホルモン】作用が指摘されています。


先ほどの乳がんの話にもあったように、パラベンには女性ホルモン作用があり、妊娠中の母親や小さい子供が摂取すると、子供の生殖器の異常や、精子の減少など、生殖機能への障害を引き起こすリスクが指摘されています。

kan


このため、【ブチルパラベン】と【プロヒルパラベン】は、2006年にEUで食品添加物として正式に使用禁止になりました。


それに、国際的な食品規格を作る組織(JECFA)でも使用禁止となっていますが、残念なことに日本の厚生労働省は未だ使用禁止にしていません。

je


ただ、医学的、あるいは国際的に【パラベンは危険物質】と見なす事実は多く、これだけ安全性に疑問がつくものを使い続けることに、私は感覚的にも、論理的に考えても、かなり疑問を感じています。


今はなんともなくても、やがて体内に蓄積され、それが何を起こすか分からない―そういった成分を毎日顔や身体につけることに、『そんなことをしていていいのかな?』と疑問や不安を感じる方が自然だと思います。


パラベンとフェノキシエタノール



さて、化粧品に防腐剤をまったく入れなかったら、すぐに腐敗してしまって使えないし、かといって【パラベンが人体にさまざまな悪影響を及ぼす可能性が高い成分】と知ってしまうと『じゃあ、どうしたらいいの?』と思いますよね。


よく、パラベンの代わりに【フェノキシエタノール】という成分を使っている化粧品があります。【旧表示指定成分無添加】を謳っている化粧品にもフェノキシエタノールが使われていることは多いです。


この【フェノキシエタノール】はパラベン以外の防腐剤として、特に有名でよく知られている成分です。緑茶にも含まれている成分なので天然で自然ということで安心して使っている場合が多いです。

fen


ただ、注意すべき点は、パラベンに比べてフェノキシエタノールはお肌に対して刺激が低く殺菌効果も低いため、その分、化粧品の中に入れる量は多くなってしまいます。含有量が多くなると、敏感肌の方には刺激が強すぎて肌荒れを起こしてしまうことも考えられます。

でも、先に記したように「化粧品基準」によって、フェノキシエタノールもパラベンと同じく使用量の上限が1%(100gに対して1.0g)と定められています。そのため、化粧品には決められた量しか入れられないため、肌荒れを起こしてしまうケースはそんなに多くない、といえます。


フェノキシエタノールはパラベンより殺菌力は劣るため、その分肌への影響も弱まるようです。また、今のところフェノキシエタノールは発がん性や環境ホルモンなどの危険性は発見されていないので、その点でも安心です。


hatu


安心して、自分の肌につけたい―その気持ちを基準とするのであれば、やはりフェノキシエタノールが含まれていたとしてもパラベンフリーの化粧品を選ぶ方がいいと思います。もっとも、どちらも含有されていない化粧品が一番、とも言えますね。

最近は化粧品の研究もずいぶん進んできて、パラベンもフェノキシエタノールも含まれていない化粧品が、いろいろと市場に出回るようになって来ました。

※パラベン、フェノキシエタノールが含まれていない化粧品についてのレビューはコチラをご覧ください。↓

【アトピー肌、敏感肌、乾燥肌に最適?】コディナ(CODINA)・アルガンオイルの強力なエイジングケア対策とは

【乾燥しやすい肌に特にオススメ】万能の保湿クリーム、コディナ(CODINA) フェイシャルアルガンクリーム

【敏感肌や髪のボリュームアップ対策に効果絶大?】ロゴナのオーガニックビール&ハチミツシャンプーの人気の秘密とは


ひと昔前は、【オーガニックコスメ】や【無添加化粧品】を探すのも大変だったことを思い出すと、そういう意味では、“いい時代を迎えた”といえるのかもしれません。

org6


・関連記事

フランスの人気オーガニックコスメブランド、【コディナ】から発売されたオススメのトライアルセットの使い方とは

cotor


【24h Cosme】レビュー~アトピー、敏感肌の人でも安心して使える国産オーガニックコスメ~

24hcosme


アトピー、乾燥肌、スキンケア対策におすすめアイテム。顔、ボディ、髪、あらゆるところにに使えてリラックス効果のある【コディナ ボディオイル リラクサン】とは

huile

【旧表示指定成分シリーズその1】化粧品に含まれている“合成界面活性剤”の働きはコワイ?

kaimen

【旧表示指定成分シリーズその3】化粧品に含まれる香料ってどんなもの?

kouryou4




にほんブログ村 美容ブログ オーガニックコスメへ
←ランキングに参加していますのでクリックしていただけると大変励みになります♪

2017年12月06日| コメント:0Edit

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Copyright © アトピーとオーガニックコスメ All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます