【旧表示指定成分シリーズその3】化粧品に含まれる香料ってどんなもの?|アトピーとオーガニックコスメ

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【旧表示指定成分シリーズその3】化粧品に含まれる香料ってどんなもの?

【旧表示指定成分シリーズその3】は、さまざまな化粧品食品に数多く使われている【香料】を取り上げたいと思います。

化粧品の成分表示には、よく【香料】と書かれていますよね。アトピー敏感肌の方には、この【香料】が肌トラブルの最も多い原因の1つとされている、という話をお聞きになったこともあるかと思います。

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ただ、一口に【香料】といっても、実際にはさまざまな種類があり、大きく分けて【天然香料】【合成香料】、それにこの2つをブレンドした【調合香料】の3つに分類されます。


この3パターンの香料に中に、さらに様々な種類の香料があるのですが、成分表示にはまとめて【香料】とひとくくりに書かれていることが多く、どの香料が使われているのかハッキリわからない、という問題点があります。


さて、これまで【合成界面活性剤】、そして【パラベン】について、その効力と危険性や問題点をあげてきましたが、果たして【香料】はどうなるのでしょうか?やっぱりほかの2つと同様に、安全性についてなにか問題があるのでしょうか?


今回は、この【香料】について分析してみたいと思います。


香料の種類は3つある


まず、香料は大きく分けて3つに分類されています。その3つとは:


1.天然香料


2.合成香料


3.調合香料


です。


それでは、それぞれの香料の特徴や違いについてご説明します。


【天然香料】には「動物性香料」と「植物性香料」の2種類があります。


1.「動物性香料」とは



動物性香料は、動物の分泌物や病的結石から抽出したもので、代表的なものには、ムスク、アンバーグリス、シベット、カストリウムがあります。


具体的にどのようなものかといいますと:



・ムスク…雄のジャコウジカの生殖腺のうを切り取って、乾燥させたものです。


・アンバーグリス…マッコウクジラの腸内に発生した病的結石のことです。


・シベット…ジャコウネコの尾の近くにある香嚢から掻き出したペースト状の分泌物のことです。


・カストリウム…ビーバーのお尻にある香嚢と呼ばれる袋から取れるクリーム状の分泌物を乾燥させたものです。


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ジャコウジカ

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アンバーグリス

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ジャコウネコ

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カストリウム

ただ、これらの「動物性香料」は現在、いずれもワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)で、保護されている動物から採取されるものなので、これらの香料がそのまま化粧品に使われているとは考えにくいです。(条約違反が見つかれば逮捕されてしまいますからね^^。動物フリークの私には、その点もとても重要です。)

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ですので現在、一般的に化粧品に含まれている「動物性香料」は、実は化学合成されたものと考えられます。



2.「植物性香料」とは


では次に「植物性香料」ですが、それは植物の花やつぼみ、果実、枝葉、幹、樹皮、種子、根茎といった部位から採取したり、植物全体から抽出したりしたエッセンシャルオイルのことです。


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体表的なものでは:
バラ油、ジャスミン油、ラベンダー油、イランイラン油、ペパーミント油、
シナモン油、コリアンダー油、ナツメグ油、ペッパー油、
ゼラニウム油、レモン油、オレンジ油、などです。

その他にも数多くの種類が存在します。



ところで、余談ですが18世紀当時のヨーロッパ貴族の社交界で、はじめて植物性香料を流行らせたのは、あのフランス王妃、マリー・アントワネットといわれています。


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↑マリー・アントワネットです。

当時のヨーロッパ貴族の間では、ムスクやシベットなど濃厚な動物性香料が主流でしたが、マリー・アントワネットはバラやスミレなどの軽やかな香りのものを愛用し、それが社交界の間でも次第に流行るようになったようでした。


もっともこれは種を明かすと、マリー・アントワネットの故郷であり、結婚するまで過ごしたオーストリアでは入浴の習慣があったものの、フランスには入浴の習慣がなかったそうです(!)。そのため香水は、フランスでは【体臭を消す】という役割で使われていたのだとか。だから動物性の強い香りが必要だったそうです。


マリー・アントワネットはフランスに渡ってからも、幼いときからの習慣である入浴を続け、【体臭を消す】ことを特に必要としなかったために、バラなど軽めの植物性の香水を使うことができた、といわれています。


そして、現在では香水はこの植物性の香りが主流となっているのですね。


・・・ということは、マリー・アントワネットはフランスに香水だけでなく、入浴の習慣も流行らせたのでしょうか。“お風呂に入る習慣がない”、とは現代社会に住む私たちにはちょっと考えにくいことですが(^_^;)


フランス革命で民衆の「敵」としてのシンボルとなり、最後は断頭台で命を落としたマリー・アントワネットでしたが、このような話からも、彼女がフランスにもたらしたものは、実は決して少なくなかったようですね。


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余談

合成香料と調合香料



【合成香料】
20世紀に入って香りを求める人が増えてくると、天然香料だけでは需要をまかないきれなくなり、合成香料の研究が進みました。



合成香料は大きく2種類に分けられます。まず、天然香料からその主成分(主な有香成分)だけを取りだした「単離香料」と呼ばれるもの(例:ハッカ油から得たメントール)。


そしてもうひとつは、石油や石炭などの天然資源や「単離香料」を原料に合成された純合成香料です。両方合わせて約5000種あるといわれ、それらのうち500~600種ほどが化粧品作りに用いられますが、中には天然にはまったく存在しない化学構造の香料が合成されることもあります。


【調合香料】

実は、現在の化粧品には、天然香料と合成香料をブレンドした【調合香料】が、もっともよく使われているのです。調合香料は、【調香師】と呼ばれる専門技術を持つ人たちによって作られており、いくつかの香料を混ぜ合わせることによって、単独の香料にはない香りをつくることができます。


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香料の持つ効力と功罪



さて、ここまでおおまかに香料を種類別にご説明したわけですが、化粧品に香料を配合する主な目的には、以下のようなものがあります。


1.よい香りをまとうことで、使用者の気持ちをリラックスさせる心理効果。

2.原料のいやなにおいを覆い隠すマスキング効果。

3.微生物の繁殖を抑える防腐・防カビ効果。



1と2については、【香り】そのものの効力を利用していますね。よい香りを嗅いだ時に感じる気分のよさ、気持ちの高揚感などや、あまり気持ち良くない匂いを隠してくれることで、化粧品をストレスなく使い続けることが出来ます。

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3については先にパラベン(防腐剤)の問題点について述べましたが、過度に防腐剤を使わなくて済む、という利点もあります。


ただ・・・。やはり【香料】には安心して利用し過ぎることへの問題点が隠されているようです。


それは、化粧品かぶれの原因で【合成香料】の占める割合はやはりとてもに高いのです。【合成香料】がアレルギーの原因になるケースが多い点は医学的にも指摘されています。


その原因は、【合成香料】は単独の物質では作られるのではなくて、一つの香りを作るのに何種類もの化学物質を調合して作ることが原因として考えられます。そして、合成香料に使われている化学物質は500種類を下らないといわれているのです。


また、【合成香料】には特別な規制がないので、どの原料を混ぜ合わせて作っても、それをチェックする機関はありません。化粧品のパッケージに単純に【香料】とだけ掲載されていても、一般の人にはその実態が分からないものとなっています。


石油から作られた成分をふんだんに利用して作られた【合成香料】が、肌トラブルや健康被害を及ぼすことは全くない、とはとうてい言い切れないでしょう。現に、肌トラブルやアレルギー反応を起こしたり、さらには発がん性物質や、血液の凝固を妨げる物質が含まれていることが多くあるのです。


化粧品ではないのですが、入浴剤や洗濯用洗剤、トイレの芳香剤には肌を通して浸透してしまう経皮吸収毒性の化学物質が含まれた香料が、特に多く含まれていることが多いです。

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敏感な人は、これらの香りを嗅ぐと気分が悪くなることも多いのではないでしょうか。私も、これらの香りを嗅ぐと体調が悪くなるため、極力嗅がないように気をつけています。

化粧品も、【合成香料】を使わなくても作ることは可能なのです。現に、【合成香料無添加】、または香料そのものが無添加である化粧品は数多く存在します。


ありがたいことに、それら香料が無添加の化粧品を探し出すことは、現在ではそんなに大変な事ではなくなりました。昔は数が少なかったですが・・・。


“香りを楽しむ”のは大人の女性の上質な趣味。マリー・アントワネットがこよなく香水を愛したように、香りを嗜むのは楽しみの1つだと思います。


でも、ケミカルな合成香料は安っぽいし、子供っぽい。第一健康にもよくありませんよね。化粧品の香りは最小限におさえて、質の良い香水を上手につけて香りを楽しむのが、大人の女性として一番上等な楽しみ方ではないかと思います。





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2017年12月07日| コメント:0Edit

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